「夢をかなえるゾウ」シリーズは、続編が発売され続けて人気の自己啓発本です。
「夢をかなえるゾウ1」は読んだけど2以降は読んでないという方も、多いかもしれません。
この記事では「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」のあらすじが3分でわかる要約まとめをご紹介します。
あわせてこの本を読んだ私の感想、ネットで発見したみんなの書評もご紹介!
「まずはザックリあらすじを知りたい」
「他の人の感想も読んでみたい」
こんな風に思っている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
夢をかなえるゾウ2は個人的感想だと1より刺さる!要約まとめをしたのでサクッと内容を把握してみてね
ちなみに……
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夢をかなえるゾウ2要約まとめ
「夢をかなえるゾウ2」要約まとめはこちらです(3分で読めます)
【おもな登場人物】
西野勤太郎(主人公:売れないお笑い芸人)
ガネーシャ(ゾウの神様:主人公に助言)
幸子(貧乏神様:主人公に助言)
【夢をかなえるゾウ2 あらすじ】
主人公は売れないお笑い芸人西野勤太郎(芸名)。
たいした仕事もなく、芸歴8年でまだ新人が出るお笑いライブに出ているような状態です。
「いつかは売れてやる!」と奮闘しつつも、あきらめの気持ちも持ちはじめてきてしまって……。
そんな彼の前に、ゾウの姿をした神様「ガネーシャ」が現れます。
ガネーシャは主人公の家に貧乏神の幸子が住んでいることを指摘。
主人公の才能がないのに挑戦する無謀さから感じる貧乏の気配に心打たれて憑いたのだといいます。
調子のいい神様ガネーシャはある日、勤太郎名義で300万の借金をします。
怒る勤太郎に「ゴッド・オブ・コントで優勝すれば1000万円の賞金が手に入るので返すことができる」とガネーシャ。
その言葉を励みに、ガネーシャの教えや幸子のアドバイスを聞きながら勤太郎は困難を乗り越えていきました。
ところが、そこに後輩芸人が死にかけの状態で現れます。
どうやらこの後輩芸人は「ゴッド・オブ・コントで優勝すれば相方の死神が寿命を延ばしてくれる」という契約を死神と交わしていたようです。
その事実を知り、借金返済のための優勝を断念すべきかどうか悩む勤太郎……。
最終的に幸子のアドバイスで勤太郎は自分の優勝をあきらめ、後輩芸人と死神のコンビ「デスマイル」を優勝させるよう協力することとなります。
借金を優勝賞金から払ってもらう約束をし、優勝へと導く勤太郎。
そして一年後、勤太郎は構成作家兼小説家に転身し活躍するようになっていたのでした。
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夢をかなえるゾウ2の名言や教えは?要約まとめ
夢をかなえるゾウ2の名言や教えはかなり深いです。
そのなかでもピックアップした4つの教えがこちら。
夢をかなえるゾウ2の教えまとめ
- 図書館に行く
- 失敗を笑い話にして人に話す
- プレゼントをする
- ほかの人が気づいていない長所をほめる
それでは、一つずつ確認していきましょう。
①夢をかなえるゾウ2の教え:ガネーシャの教え
「夢をかなえるゾウ2」ではゾウの神様ガネーシャと貧乏神の幸子が登場します。
まずはガネーシャの教えから見ていきましょう。
図書館に行く
ガネーシャの作戦で突然借金に見舞われた勤太郎は、悩んで何も手につかなくなってしまいます。
そこでガネーシャは本を読んで解決しない問題などない、人間の悩みはいつの時代も同じ、というようなことを言い、勤太郎に悩み解決のために本を読むことを勧めます。
「仕事、お金、人間関係、幸せ……人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてんねんで。その『本』でも解決でけへん悩みちゅうのは何なん? 自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん? 自分は悩みのガラパゴス諸島なん?」
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
本は悩みを解決するために人間が積み重ねてきた知恵であり、本で解決できない悩みはほとんどないという教えです。
失敗を笑い話にして人に話す
勤太郎は同窓会のステージにガネーシャの代わりにステージに立った幸子とともに、貧乏をコスり倒したようなアドリブ漫才を披露します。
そのことで勤太郎は、失敗は話してしまえば気が楽だし、聞いている方も愉快だということに気づきます。
ガネーシャはそれを気付いてほしくて今回の同窓会に来たのだと言い張ろうとします。
「せやからな、失敗したことや、恥ずかしいこと、みじめな状況ちゅうのはできるだけ人に話して笑いにしてったらええねん。そしたら人目を恐れずに色んなことに挑戦できるし、自由に生きることができるんやで」
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
失敗はなるべく人に話して笑いに変えることで、自分は人目を恐れず挑戦していけるという教えです。
②夢をかなえるゾウ2の教え:幸子の教え
続いて貧乏紙の幸子の教えを見ていきましょう。
プレゼントをする
勤太郎は幸子に、お金を嫌なことをしたことに対するお駄賃だと思っている人が、お金持ちになるにはどうしたらいいかといったようなことを問います。
それに対して幸子が述べたのが、逆のこと、楽しいことをしてお金ももらえるという風にすればいい、というような内容の話です。
そしてプレゼントをして相手を喜ばせる経験は、自分以外の誰かを喜ばせる楽しみを知る行為である、ということを言います。
「貧乏神の間に伝わる格言で『貧乏人にプレゼントをさせるな』というものがあります。プレゼントというのは自分でお金を出して相手を喜ばせようとする――仕事とは逆の行為です。でも、プレゼントをして相手を喜ばせる経験をすれば『自分以外の誰かを喜ばせることは楽しい』と感じられるようになるからです」
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
誰かを喜ばせることは楽しいことだと思うことは、楽しいことをしてたくさんお金をもらえるようになるためのファーストステップであるという教えです。
ほかの人が気づいていない長所をほめる
ハローワークでクレームを言う男を見てうれしそうにする幸子に、逆にホメる人はどうなのか問う勤太郎。
それに対し幸子は嫌われたくなさやおべっかでいう人は貧乏な人が多いと教えてくれます。
勤太郎が、逆に相手を考えて褒められる人はお金持ちになるのかと問うと、幸子はうれしくなさそうに肯定しました。
「『言葉』というのは、その人の一番最初の行動ですからね。私たち貧乏神は人間を見るときは言葉に注目するのです。貧乏神から嫌われるのは『他の人が気づいていない長所をホメる』という行動です。そういうホメ方をされてうれしくない人はいませんから」
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
ほかの人が気づいていないような長所をほめるというのはみんながうれしいホメ方であり、お金持ちにつながっていくという教えです。
この四つ以外にもたくさんの教えや名言がありますので、ぜひ読んで確認してみてください!
夢をかなえるゾウ2の感想
「夢をかなえるゾウ2」は全般にコミカルで読みやすく、思わずクスっと笑う場面もあり、あっという間に読み終えてしまいました!
没頭して読んだので、約350ページのボリュームを1時間半くらいで読了できましたね。
ゾウの神様ガネーシャがけっこう無茶苦茶なことを言い出すのですが、主人公が自分を変えたいと奮闘する姿が印象的でした。
読んでいると、自分の日常生活にも通じることがたくさんあって、思わずハッとするんですよね。
①私が学んだこと:教えてくれる人に対して素直でいることが大事
この本にはたくさんの教えがありますが、私がこの本から一番学んだことは
「教えてくれる人に対して素直であることの大切さ」
です。
主人公勤太郎は、なんだかんだ言いながらガネーシャや幸子が言ったことに素直なんですよね。
時にはしぶしぶ、いやいやな場合もありますが、ほぼ間違いなく教えられたことをその通りに実行しています。
教えられたことのすべてを完璧にこなすことはとても難しいことです。
なので、彼が聞いたことを(時にはいやいやながらも)素直に実行するその姿は、学ぶ者にとって欠かしてはならない姿勢だなと。
そして同時に私はいま、周りの人の助言に耳を傾けられているだろうか……とハッとしました。
会社の上司、友人、主人など、私のためを思ってのアドバイスをもらうことってよくあります。
でもなんだか私が否定されたみたいで、心の底では「素直に聞く」ができていなかったかも……と思いました。
そこでは小さなプライドが邪魔しているからかもしれません。
小さなプライドを振り払い、周りの人たちの助言を素直に受け入れて実行できれば、私はもっと成長できる……そう確信したガネーシャの教えでした。
②私が学んだこと:自分にとって良い環境に身を置く
そしてもう一つ、深く印象に残ったことは
「良い環境に身を置く」
ということです。
この本では、主人公はガネーシャの教えに従って、いろいろな人に意見を聞いて漫才ネタを直します。
しかし、人は必ずしも適切で良い意見をくれる人ばかりが周りにいるわけではありません。
悪意で邪魔をする意見を渡す人もいれば、わからないからと適当なことをいう人もいます。
ひどいときには、意見を聞けそうな知り合いが一人もいない状況もあり得ます。
良い意見を得られるためには、良い環境に身を置かなくてはいけないのです。
この本ではそういう「良い環境に身を置くことの大切さ」が、実は隠れたメッセージとして存在しているんだなと感じました。
私の場合、思い当たったのはママ友との関係。
悪口ばっかり言ってるママ友のそばにいると、必要以上にビクビクしてしまったり、自分も陰口を叩かれているのではと不安になったり……。
むしろリアルママ友がいなくても、ネットの世界の子育て仲間とつながっていた方が楽しいです。
ハッとしたのは、自分が身を置く環境をある程度私もコントロールできるということ。
現在置かれている環境が合ってないと感じても、今の時代にはコミュニティーがたくさんあるものです。
自分がハッピーでいられる環境にいると、自分がイキイキしているのを感じます。
「良い環境に身を置く」……これ常に意識していきたいことです。
夢をかなえるゾウ2感想・要約まとめ
「夢をかなえるゾウ2」の感想と要約まとめです。
夢をかなえるゾウ2は、超簡潔に表すと以下のようなあらすじでした。
売れないお笑い芸人西野勤太郎のもとにガネーシャが現れる。
ずっと勤太郎に憑いていた幸子とともに、ガネーシャは勤太郎を無茶ぶりとアドバイスを使い分けて成功へと導いていく。
勤太郎は後輩への指導を通して、自分に本当に向いている道は何なのかを見つけ、本当にやりたいことをやる大切さを知る。
ストーリー仕立てで読みやすいので、難しい自己啓発本が苦手な私でもサクッと読めました。
実は今回は紹介しきれなかったのですが、「夢をかなえるゾウ2」には私の日々の生活に役立つ学びがたくさんありました。
ページをめくるたびに発見があって、いま自分が何をすべきかを再確認する指針になるんですよね。
本を手元においておけば、いつでも読むことができて、気付きを得られるのでおすすめです。
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どんな自己啓発本があるのか気になる方は、関連記事「Audibleおすすめ自己啓発本20選!ビジネスマンが聞くべき本オーディオブックはこれ!」を読んでみてください。
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